ヘビトンボ

ヘビトンボが水辺の生き物採集で採れました~カゲロウの幼虫が棲む支流にて~

採集場所

ヘビトンボやカゲロウの幼虫が、今回の水辺の生き物採集では網に入りました。

サイズは5センチ程とヘビトンボの幼虫としては小さい方です。しかし、流れのある水辺の茂みを網でガサガサしていたら、ちらほらと、それなりの数が入ってくれました。

この意外な出会いに、私としては驚きと同時に懐かしさを感じました。

小さい頃に私が住んでいた場所は、九州の中でも屈指の田舎だったので、ヘビトンボは身近な“怖い生き物”だったからです。

ヘビトンボを見たことがある方はイメージが出来ると思うのですが、幼虫は「肉厚なムカデの胴体&クワガタのメスの頭が付いている&子どもの人差し指よりもデカイ」という破壊力満点な姿をしています。

サワガニを探して石を裏返していた子ども(7歳くらいの私)にとって、いきなり出てきた時のショックは、小さくなかったと記憶していますが――どれだけ破壊力があるのかは、実物を見て頂いた方が、話が早いかなと思います。

今回、網に入ったヘビトンボはこんな感じです。(虫が苦手な方は、ご注意下さい!)

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ヘビトンボ

なお、子どもだった時の、私のプチトラウマはこれだけじゃ済みません。

今回、画像は用意できなかったのですが、ヘビトンボの成虫は「風の谷のナ○シカに出てきそうな、肉厚なトンボの身体と翅&クワガタの顎を持っている」という、これまた凶悪な姿をしているのですが……夜のカブトムシ採りの時に、こいつらと遭遇するのです。

パタパタと複数で空中を不器用に飛んでいる様子は、恐怖以外の何物でもありませんでした。

さて、こんなヘビトンボですが――大人になってから考えると、怖いというよりも懐かしいという気持ちの方が勝ってしまいます。

そして、少し調べてみたのですが、ヘビトンボは「水質汚濁の指標生物」になっているみたいです。

指標という言葉の通り「川に棲む生き物の種類や数を調べることで、川の環境(水の汚れや酸素濃度など)が、どの程度のランクなのかが分かる」ようです。

ベック・ツダ法という指標やパントル・バック法というちょっと難しい調査方法があるみたいですが、1番分かりやすいのは環境省の作った子ども向けの調査手引書『川の生きものをしらべよう』の中に出てくる指標生物を使った調査方法です。

それによると、ヘビトンボは「きれいな水」に棲む生き物らしく、同程度の水の綺麗さでは、サワガニやカワゲラなどが同じ場所に棲むとされています。

今回、この場所で網に入った他の水辺の生き物は、カワムツの幼魚、カゲロウの幼虫、カワニナ、小さなサワガニなどだったので、おおむね一致しているなと感じます。

ミナミヌマエビやドジョウを採るには、ヘビトンボが採れる場所よりも、もっと下流に行った方が良さそうです♪