メダカのいた場所

ゲンゴロウ採集は冬には厳しい?~同じフィールドで、過去に採れた水辺の生き物達~

ゲンゴロウ採集に関して言うのなら、冬という季節はオフシーズンになると思います。

なぜならゲンゴロウの仲間は、寒くなると冬眠してしまうからです。

ゲンゴロウの仲間を採集するのに、一番適している季節は夏です。水辺の「自動販売機」や「パチンコ屋」が狙い目で、強い光に導かれるように虫が集まります。冗談みたいに聞こえるかもしれませんが、田舎の夏は本当に水棲昆虫がたくさん採集できます。

ちなみに鹿児島県のレッドリストでは、生物名としての“ゲンゴロウ”や“スジゲンゴロウ”は過去25年ほど採集された記録が無いため、絶滅したことになっています。

たまに見かけたという声もあるみたいですが、調べてみると「コガタノゲンゴロウ」や「ガムシ」といった他のゲンゴロウの仲間や水棲昆虫のようです。

そんなわけで、今回の水辺の生き物採集では、春~夏にゲンゴロウの仲間を含めた水棲昆虫がよく採れる場所でも網を入れてみました。

そのポイントは水田の脇にある小さな用水路で、ミナミヌマエビやドジョウ、メダカなども採れる場所のため(ゲンゴロウの仲間やコオイムシは冬眠していていないにしても、生物相がとても豊かな場所のため)、今回も、何か採集できるだろうなと思っていたのでした。

メダカのいた場所

……いたのでした。

そう、過去形なのです。

今回の水辺の生き物採集にあたり、鹿児島県の某河川の周辺11カ所(1日目は「お気に入りのポイント3カ所、新しいポイント4カ所」、2日目は「新しいポイント4カ所」)を巡ってみたのですが――1年前と環境ががらりと変わっていたせいなのか、私の運が悪いのか、農薬などの影響があったのか――期待していた水辺の生き物達(ミナミヌマエビ、テナガエビ、アメリカザリガ二、コオイムシ、コガタノゲンゴロウ、クロメダカなど)が、全く採れなくなっていたのです。

タニシやカワニナ、トンボのヤゴなどはたくさん見つけられるのですが、流石に、お気に入りのポイント3カ所&その周辺(歩ける範囲で上流&下流各150メートル程)を探って、狙っていた生き物が一切網に入らないのは、背筋が寒くなる思いです。

折れそうな心を立て直して、新しいポイントを巡ってみたのですが、そこでも期待していた生き物を見つけることが出来ず……冬の水辺の生き物採集(2回行きました)は、寂しい結果に終わりました。

でも今回の採集の最後に、1つ良いことがあったのです。

河原を歩いていて、ふと「何かの気配」を感じて――視線を横に向けると“宝物”が落ちているじゃありませんか。

アクアリストの宝物(流木)

具体的には、熱帯魚の水槽の装飾に使えそうな「綺麗な流木」が落ちていたのです。

写真ではサイズが分かりにくいと思いますが、幅や高さが40~50センチ前後の大きさで、お店で買ったら、多分5000円以上しそうな立派な流木です。

川で拾った流木を水槽に入れることに賛否両論(農薬とか雑菌が怖いと言われている)があるのは知っていますが、新しく水草レイアウト水槽を立ち上げる予定があったので、お持ち帰りすることにしました。

水辺の生き物やゲンゴロウの採集は難しかったのですが――この流木のおかげで、何とか笑顔で帰ることができました。

くろいあまがえるは、結構、現金な生き物なのです♪